EF86・EL34・6550

しばらくご無沙汰しているあいだにいろいろと衝動買いしてしまいました。
MullardのEF86を4本、AmperexのEF86を6本、PhilipsのEF86を4本。

AmperexとPhilipsは実はブランドが違うだけで、製造はValvoで1972年製。Philipsグループはグループ内の工場で作った球をいろいろなブランド名を付けて売っている。

EL34/6CA7はポピュラーな銘球だが、なぜか所持してなかったので少し買ってみた。
どうせなら変ったものをということで入手したのがGeneral Electric(GE)ブランドの6CA7。
MADE in JAPANである。実は松下電器の製造した最後期の6CA7。

こちらは旧東ドイツRFT製のEL34。
SIEMENSブランドのEL34(細管)の全てと、TELEFUNKENブランド(細管)で売られてる多くのものはRFT製。
私が入手したのはRichardson Electronics(真空管時代最後の大手商社)がNATIONALブランドを付けたもの。
NATIONALといっても松下とは違うよ。1987年製造でNATO軍の放出品。

で、なんとTUNG-SOLの6550!
これは会社のOBから頂いたもので、ゲッターが両サイドとトップの3箇所に付いてある。
なんでもオープンテープ時代のAMPEX製放送局用VTRのキャプスタンドライブ用アンプに6550が使われており、VTRを除却するときに予備球を貰ってきたとのこと。その球で3極間結合のアンプを作った(今も現用らしい)そうで、そのアンプの予備球として保管していたそうだ。エミッションが全然減らないので予備球を貰えることになった(^^;;
3個は黒文字ロゴでLOT番号は3226926-3、1個は緑文字で3227028-3と書かれてある。
1969年26週製造と1970年28週製造。