TDA1543Epilogue試作版

TDA1543エピをとりあえず手元にあるパーツで作った。SOPのICが沢山あるが細い半田が鍵。フラックス塗らなくても細い半田とコテ先の動く方向さえ正しければ大丈夫、問題なく半田付けができる。
REF抵抗にKeyの白いやつを、I/V抵抗にニッコームを使っているが、それぞれVISHAY/DALEのRS2Bを使った方が良いと思う。手持ちの関係でこうなった。デジットの安いPPフィルムコンを多用しているが、これって結構いけるんです。DCカットにはDynamicapを使っているが、ニッコーム仕様の現状ではオーバークオリティーかも。レシーバーはLTC490。パスコンにはceruleanで使った青いコンデンサーの残りを投入。デフォルトではOSコンなのだろうが、これも在庫の関係。


音は中高音がスカッと伸びていて明るい。雰囲気も出てる。エージング後が楽しみ。
それとこのDACはPROST式LED電源を搭載しているので、レギュレーターTrとその根元にある小信号用定電流Trで音が変わる。特に定電流Trで激変。少し前にPROST式電源基板が出た後に仲間内で結構実験したが、その時点では2SA726が好評だった。一般にftが高くてCobの小さな石はクリアで細身。Cobの大きい石は中低音以下が豊か。ft=150MHZ、Cob=3pFあたりのものでHfeが500位の石で遊んでみると良い。
Lucyさんがblogでそのあたりの遊びをされている。
AC/DCアダプタには共立の12Vを使っているが、12V供給のところが実測14V強ある。デジタル回路部分には9V供給となっているがパラにして14Vを供給。そのため7805のヒートシンクがかなり熱い。ちょっと落とした方が良いな。TDA1543へは12V(14V)から先ほどのLED電源で8Vに落とすべきところが8.35Vとなっている。TDA1543の許容範囲内ではある。

音には関係ないが、この基板、Dynamicap乗せたことで補助燃料タンク積んだロシアのT34中戦車に見えてしまった(笑)上の画像で左が前となる(爆)なかなか良いぞ。