Platycerus sue Imura

本邦産ルリクワガタ属に新種が記載されたの報に接す。オサムシ研究で名高い井村有希氏の手によるもので、和名はタカネルリクワガタ。ニセコルリクワガタに良く似ているがゲニタリアに大きな差があるとのこと。記載文で産地が伏せられていることは奇異ではあるが、分布が局地的らしく、種の保存手段(=天然記念物指定?)が整うまでは発表しないらしい。人気の属であるだけに、採集圧から逃れるためには止むを得ないのかもしれない。
また、同時に従来四国を基産地として紀伊半島、九州にも分布となっていたニセコルリクワガタ(Platycerus sugitai)が、四国産(P.sugitai シコクルリクワガタ)、紀伊半島(P.akitaorum;キイルリクワガタ)、九州(P.urushiyamai;キュウシュウルリクワガタ)とそれぞれ別種となったとのこと。 --> Wikipedia


Platycerus akitaorum Imura, sp. nov;キイルリクワガタ