LH0032


National Semiconductor社のものを少々手に入れた。
LH0032に関しては"ズブではない素人のオーディオ"に詳しいが、NS以外に、Calogic、Elantec、Analog Devicesなどが作っていたようだ。画像の上の古いもの(S8317=1983年17週製造)はキャン裏側や足が金メッキされている。画像下のB8936A+(1989年36週)やヘッドフォンアンプで使用したH9742(1979年42週)などは金メッキはされていない。kontonさんのMCプリに使用されている808(金メッキ1978年8週?1980年8週?)はもっとも初期のLOTのようだ。
LH0032には通常版のLH0032CGと、選別版のLH0032G*1*2があるようで、オフセット関連の数値もCGよりGが小さい。LH0032Gも古いものと比較的新しいものが届く予定だ。果たして音は違うのだろうか?



帰還回路抵抗の値を4.7K/1Kから10K/1Kへと変更すると同時にREY(1/4W)からDALEの巻線抵抗に替えた。REYが悪いというわけではなく、LH0032は相当熱くなるので、基板裏でLH0032のピン直付の帰還抵抗を熱容量が大きくて実績のあるDale巻線抵抗としただけである。出力抵抗の47Ωは1WタイプのRS1A。すべてパーツ箱にあったものを使った。
RCAプラグを基板直出しにして、スケルトン2(V-FET)パワーにつなぎ、プリアンプとしてみた。電池電源の効果もあるのだろうが、非常に静かである。弦が滑らかになったような気もする。とても良い。VolumeがアルプスのRK27なので、常用のjinson基板による金田式#168タイププリに用いているものと同様のATTを作り、またAC電源仕様(MHIさん製作の金田式+15V、-15Vレギュレータ基板が使えそうだ)も作って、#168プリと比較してみたい。

*1:LH0032G is 100% production tested as specified at 25℃, 125℃, and -55℃. LH0032CG is 100% production tested at 25℃ only. Specifications at temperature extremes are verified by sample testing.

*2:LH0032G is 100% production tested for this parameter. LH0032CG is sample tested only.