LH0032 プリアンプ(2)

ケースに収めて聴いてみる。その前にレギュレータのTrを替えたことを書いておかねばならない。バラックテストで制御Trのサンケン2SA768/2SC1826が全く熱くならなかったので、規格が小さいNECの銘石2SA607/2SC960へ変更した。

ケースはいつものタカチHENシリーズである。画像手前のvolume付近に小さな基板があるが、HENケースでも高さが44mmのものを使用したため、抵抗切り替え式ATTはサイズ的に無理。よって安価なvolumeでも簡易に高音質が期待できる工夫をしてある。

スーパースケルトン巻線抵抗の効果も幾分あるかとは思うが、#168窮地かも。
テストレコードは次のようなものが最近の定番だ。
超絶の分解能である。ライブの拍手、シンバルの余韻などで良くわかる。音が速い。
低域は見事に引き締まっているため音量感は少ないが充分伸びている。テーブルが震えるのだ。
(追記)
7時間試聴したあとのオフセットは左chが0.0mV,右chが-2.7mVで安定している。
それとLH0032はとても熱くなる。NSのデータシートにこのように書かれている。小型のヒートシンクを貼り付けてみた。
While the LH0032/LH0032A is specified for operation without any explicit heat sink, internal power dissipation does cause a significant temperature rise. Improved bias current performance can thus be obtained by limiting this temperature rise with a small heat sink such as the Thermalloy No.2241 or equivalent. The case of the device has no internal connection, so it may be electrically connected to the sink if this is advantageous.
(追記2)

金田式マイク録音のフィルハーモニーカンマーアンサンブル / CONCERT 2008 in Opera Cityを聴いた。
奥行きも何もかも空間が見事に再現され、本物の弦がそこで鳴っている。


Play

Play

デュエット(初回限定盤)(DVD付)

デュエット(初回限定盤)(DVD付)

Segunda (Dig)

Segunda (Dig)

ザ・ダイアローグ

ザ・ダイアローグ