金田式バッテリードライブ多機能DCプリアンプ(2)

EVOLTA電池、タカチ電池ケース、不足している抵抗を求めに日本橋に出る。それにしても暑い。
テクサン(抵抗)→千石(電池ケース)→共立(電池)と廻ったが、共立にはサンヨーのエネループだけしか置いてなく(勿論それでも良いのだが)、ジョーシンEVOLTA HHR-3MRSの8本パックを購入。会員価格で2280円。別途すでに4本パック+充電器BQ-391はあるので、電池はこれでOKとなる。
アンプを作るとき、初段と2段目のTr(FET)の熱結合(接着)が必要だが、金田式だと使うFETは決まっているので、暇なときにIDSSを測定して、あらかじめいくつか熱結合している。ペアの2個の許容誤差は0.02mAとしている。実際はもっと誤差があってもよいが精神安定上の観点からだ(笑)
藤原さんの掲示板に、初段のペアとりをしてないためのトラブル事例を初心者が書き込んでいる。10%程度の誤差なら問題ないと言うなり書くなりする人がいるが、やれやれ、それを信じて初心者は失敗するのですよ(笑)
いずれにしても、「調整すればバランスが取れました」と「調整しなくてもバランスが取れてる」では違うと思っているので、やや厳密すぎるペア取りをしている。
接着剤には以前は2液混合のアラルダイトを使っていたが、許せない匂いなので随分前からセメダインSuperX2にしている。混ぜる必要がなく、真空管でガラスと袴がグラグラする場合に使っている人も多くいるほど熱にも強く、全く問題ない。
画像のようにピルケースに、2SK30GR(IDSS 4mA台)と2SK246BL(IDSS 6.5mA前後)測定済みの熱結合ペアを常時ストックしている。画像の下に見えるのは2SJ72BL(IDSS 12.8mA)で、銘機である1993年頃のFETパワー用によく使う。スケルトン2にも使用した。