FIDELIX CAPRICE

最新鋭のDACチップES9018の音を聴きたくて年末に発注していたFIDELIX CAPRICEが突然送られてきた。発注していたのはI2Sとかの特別仕様でなく、ノーマルのS/PDIF版である。

CAPRICEにはプリアンプ機能もあってアッテネータを経てRCA出力となるが、プリ機能を使わない場合はアッテネーターを通らずXLR出力となる。ぼくはDACとして使用するため、FIDELIX推奨のXLR-RCAケーブルも発注した。
ケーブルはMOGAMIの2803である。モガミ電線のサイトでは2803には専用のモールドが推薦されている。FIDELIXの推奨ケーブルもRCA側はモガミのモールドでXLR側はノイトリックNC3FXX-Bが使われている。

CAPRICEフロントパネルは入力切替とVolumeのつまみ、電源スイッチ、ヘッドフォンジャックとシンプル。一方でリアパネルは各種端子が密集している。ぼくの使い方だとXLRジャック2個とデジタルインの黄色のRCAジャック1個があれば済む。穴があいているのはI2S入力の増設用らしい。

電源ケーブル直出しは喜ばしい。スペースが無いこともあろうが、接点が減ることは良いことだ。ただ、電源プラグが2端子のメッキ(ロジウム?）である点が残念。できればホールドの良い3端子型で無メッキにしてほしいところだがPSE法の都合もあるのだろうか。
さて、音だ。早速接続する。機材は前回のエントリーのうちDACが変わっただけである。

Now He Sings Now He Sobs

Tutti Orchestral Sampler

Spain

デュエット(初回限定盤)(DVD付)

Fourplay

DARKNESS I

Segunda (Dig)

レンジ広大。滑らか。超絶分解能。超重低音が音階をもって再現される感じ、ファットではない。音の消えゆく様がわかる。シンバルの中の音の動き。微細な音も消えない。エレキ系ＯＫ、フルグランド。潰れない。高域明るく伸びる。
エージングもしていない状態で、うーむ参ったぁ〜、とんでもなくいい！！
評論家の方々が自分用に買っているらしいが、それもわかる。ケーブル込みで20万円もしない。バーゲン価格だ。特選お勧め。