真空管プリアンプ (9)

前回の記事から1年半以上経ったが、Aikidoプリアンプをケースに入れる。いつものタカチのケースを使う。

まずは底板の穴あけ。

トランスは別稿のCCAプリアンプ用とともにRA50タイプをフェニックスに特注した。 

  • 2次出力
  • S1 AC 200V:130mA
  • S2 AC 12V:2.5A
  • 静電シールド:有

Aikido All-in-One 基板は大きいので、トランスはポリプロピレンの板を挟んで裏パネルに取り付けた。

初段はRCAのクリアトップ6CG7、2段目は今回ロシア球を6DJ8互換の6N23Pを使ってみた。

ロシア球は、じんそんさんのTDA1543球バッファDAC MK2用に使ってみようと思い立ち購入。購入したのは6DJ8/E88CC互換の6N23P、2C51/WE396A/5670互換の6N3P-Eと6N3P-EV、昔6DJ8互換と誤って伝えられた6N1P、そして今が旬の6N6Pなどである。ロシア球はご存じのようにモノによっては@2-3ドルと極めて安価で、ロシアやウクライナ真空管ショップやebayで購入できる。
6n23p6n23p
6n3p-e6n3p-ev
6n1p-ev6n1p-ev
このAikidoプリアンプは回路の妙に加え、高圧側電源、ヒータ電源とも安定化されているためもあってか、電源投入後30秒も経てば、出力端子でのDC電位は5mV程度に落ち着き動かない。とても安定している。

上の画像の下段のアンプがAikidoプリアンプ、上段は次のエントリーで紹介する予定のCCAプリアンプである。