I2SをFIDELIX CAPRICEで聴く

  • QA550をトランスポートとする。

中華製SDトランスポートQA550の評判が良いのでebayヤフオクで注文した。20日もかかってebay発注品が届く。やれやれ。ちなみにヤフオク発注ノーマル仕様は23日経過するも届かず。やれやれx2。
早速繋いでみた。一聴してクリアで解像度高く情報量も多い、と書くと冷静そうだが、正直に言えばびっくりして腰が抜けそうだった。ネットでの評判も話半分に思っていたのだが、ちょっと待ってよ今までのCDPは何?という感じ。
但し操作性は最悪。液晶表示部分は小さく全く見えないと思ってよい。プッシュボタンも何故か面一で押しにくい。リモコンの反応は良いのでリモコン頼み。リモコンはF↑、F↓ボタンがあって、それがフォルダー(アルバム)選択となる。

上の画像はQA550の基板、中華製だがなかなか綺麗にできている。画像では左端のコンデンサと左上の逆接続時保護用のダイオード飛ばしをすでに行っている。

FEDELIXの中川さんからは既に発振器PureRhythm2とI2S用のTX基板とRX基板を送ってもらっていたので、早速組み込む。QA550は「趣味のオーディオの行着いた先」「あやしいアナログの世界」「萬屋オタクの戯言」などに詳しく、それらを参考に改造する。
まずは発振器を取り外す。スルーホールから部品を外すときはサンハヤトのはんだシュッ太郎が便利。取り外す前に逆に鉛入ハンダを盛っておいてからシュッ太郎君を使うのがコツ。その後PureRhythm2を取り付ける。どこかに汚いハンダ付画像があったが、線に予備ハンダしておくと簡単。

PureRhythm2を付けた画像が下に掲げたものだ。PureRhythm2は右の袋の中に銅箔テープで全体をシールドしている。なお、本来は配線をもっと短くしなければならない。そのうち修正しよう。

ここでしばらく試聴。ちょっと腰高な感じではあるが素晴らしい。腰高な感じを和らげるため、先ほどの画像にあるように基板のコンデンサ2個をサンヨーの緑に変更。

  • I2S化工事


QA550に取り付けるTX基板は[この記事のように取り付けた。QA550の蓋の一部を切り欠いてHDMI端子を刺せるようにするのだが、これがまた一苦労。金鋸でサイド2か所を切り、間の部分をペンチで折って、残りをひたすら鑢で削るのだ。HDMI端子の現物合わせで行うが、斜めに削らないときちんとさせない。やれやれ。

VccはQA550の3端子レギュレータからTX基板のタンタルコン?のホット側に給電。他の信号線やGND線は表示通り。

うちのCAPRICEはノーマル仕様なのでI2S-RX基板を取り付けなければならない。シャーシ底の2本の皿ネジを外し、基板を少し持ち上げ、隙間からRX基板固定用のポストを取り付けるためのネジを入れるのだが一苦労だった。孫を連れて遊びに来ていた長女の手を借りた。上の画像の右側が増設したI2S-RX基板。7本の線をハンダ付。

ES9018付近のランドからVccをとる(赤い線)

  • I2Sで聴く

CAPRICEのバンド幅をMIDに設定し、QA550のHDMI端子にCAPRICEから伸びたケーブルを刺し電源を入れる。書き忘れたがQA550の電源はFEDELIX製である。CAPRICEのLEDが一瞬オレンジになった後、緑で安定している。すなわちロックしているということだ。プリアンプのボリュームを絞り切っていることを確認してからパワーアンプの電源を入れる。プリのボリュームを少し上げる。音が出ている。万歳!夜なので控えめに聴く。良いですねえ〜。