TU-8300 (6) TU-8300の12AT7を変更

TU-8300の初段と次段は双三極管12AT7(ECC81)を使っている。
6AQ8/ECC85は12AT7/ECC81とほぼ同じ特性で二つのユニット間にシールドが設けられた球でヒーター電圧が6.3Vのみとなっている。
ヒーターの配線を変えれば12AT7の代わりに使えるので変換ソケットを作った。なお、6AQ8の9ピンのシールドを配線していないが実用上問題ない。

6AQ8は松下、テレフンケン、蘭フィリップス、シーメンス、RFTの球を所持しているがテレフンケンで試してみた。とても良い。フィリップスヘールレン工場のものも良い。
変換ソケット経由は接点が多くなるのでTU-8300を6AQ8用に修正することにした。ヒーター部分のみ変更すればよいので
1)4番ピンと5番ピンをショートしている部分をカット
2)9番ピンとヒーター配線をカット
3)9番ピンに来ている配線のレジストを一部除去
4)9番に来ていたヒーター配線と5番を接続



反対のチャンネル

変換ソケット無しのダイレクトなので心理的にさらに良くなった気がする(笑)
6AQ8に近い特性のロシアの6N1P-EVも試してみたがものすごくクリアである。
全体のバランスという点でテレフンケンとフィリップスヘールレンのものが特に気に入った

6AQ8/ECC85のシールを貼って完成