SV-Pre1616D (2)

前段(V1V2)の球を東芝通測用12AX7Aに替えたところいわゆるHifi度の高い感じになった少々あっさりしてるがこれも良いですねえ。V3をE80CCに替えると力感がさらに強まった感じ。E80CCは12AU7/ECC82系と比してヒーターの電流が多いのでトランスと7812がもつかちょっと気になったが問題はない。
更に力感と厚みを狙って現在はV1V2をGEの5814Aにしている。勿論中華製のGE選別マランツ印(笑)などという怪しげなものではない。


このキットはヒーター用の電源は7812を使ってPCB化されていて具合が良いが一方でアンプ回路部はオールドファッションの手配線だ。しかもアース母線方式でないので配線が集中して結構作りにくい。今のご時世PCB化すれば良かったのにと思う。手配線にしてもせめてアース母線方式ですな。
ソケット固定のネジを利用したPCBを追加で出してくれませんかねえ?お代はお支払いしますから。

SV-Pre1616D

在庫している12AU7 12AX7の試聴用にキット屋(サンバレー)のPre1616Dを作った。
無調整で12AU7/12AX7が使えるそうなのでタマ転がし用に丁度良い。


製作自体は容易である。カラー刷りのマニュアルはステップバイステップとても親切な作りである。
キット価格の59,000円(球無し)はちょいと高過ぎる値付けだと思うが(笑)
取りあえずは1962年製のRCA ClearTop 12AU7を刺してある。
EL156シングルのパワーアンプと組み合わせて聴いているが音はなかなか良い。
また、整流管は附属のダイオードのものを使っているが、MullardのGZ34(5AR4)やSTCのCV717、RCAの5R4GY なども死蔵してるのでこれらも活用せねば。

テクニカルサンヨー店舗営業終了、通販へ移行

金田式アンプの総本山だったテクニカルサンヨーが5月末をもって店舗営業を終了し通販へ移行するとのアナウンスがあった。
テクサンとは1980年頃からの付き合いで、近年日本橋に出かけることも年2回ほどになったが、その度毎におばちゃんの安否確認もかねて店に寄っていた。2か月ほど前に寄ったとき、過去のMJを年毎に束ねて置いてあり、欲しい人にあげるのだと言っていたが今から思えば店舗整理だったのだろうか。
金田式アンプ趣味への若者の参入は皆無で今や老人ばかり。昔からのお客さんの注文が売り上げのほとんどのように思えた。そうであれば実店舗構える必要はなく、通販に移行で何の問題もないだろう。
日本橋に出たときにおばちゃんと馬鹿話ができなくなるのは寂しいが。

<追記>
ホームページの移転の連絡が来たので載せておきます。
新しいホームページのURLはhttp://www002.upp.so-net.ne.jp/teksanyo/

トランジスタ

国内メーカーのTO-92型トランジスタは絶滅したが海外製も心許ない状況でAMCRON/CROWNのアンプ補修用に市場にあるうちに買っておくことにした。100個単位で買えば@6-8円程度なのでON Semiconductor(Fairchild)製の10種類を各々100個購入。Tr測定器のDCA75で10個ずつ測定したら国産に比してhfeが揃っている。

AMCRON Studio Reference One(2)

天地をひっくり返して底側から中を見る。

巨大なトロイダルトランス

OUTPUT基板、この反対側にパワートランジスタが並んでいる

ドライバーTrは東芝製2SA1553/2SC4029で2SA1943/2SC5200と同規格の旧タイプ。通常であればハイパワーアンプの終段の石がドライバー。

メイン基板、中央のファンは躯体前面下部から吸気してパワトラの並んであるサイドから排気する。ファンは極めて静粛。

反対側のOUTPUT基板

クラウン(アムクロン)のアンプはどれも電解コンデンサの使用が少ない。フィルムかマイカを多用している。そのため丈夫で音も良い。電解コンデンサだらけの国産アンプとは大きく違うところだ。