Firstwatt F7 (7)

DIY Firstwatt F7 製作の部品表

コストのほとんどがケースとトランス


品名


単価(USD)

金額(USD)

金額(円)

備考

[ケース/基板]

F5アンプ基板(2枚)

1

$25.00

$25.00

¥2,625

DIYP-F5-230

ユニバーサル電源基板

1

$25.00

$25.00

¥2,625

DIYP-PSU-130

バックパネルパーツセット

1

$79.00

$79.00

¥8,295

DIYC-DXBP-A22

4U アルミシャーシ

1

$339.00

$339.00

¥35,595

DIYDX-4U300-A

送料(FEDEX/DHL)

1

$83.74

$83.74

¥8,793


[トロイダルトランス]

AS-4220 400VA 20V Transformer

1

$51.00

$51.00

¥5,355


送料(USPS)

1

$73.50

$73.50

¥7,718


[電源部]

突入電流リミッタ CL-60

2

$2.03

$4.06

¥426

527-CL60

突入電流リミッタ CL-30

1

$1.23

$1.23

¥129

527-CL30

ブリッジ整流器 GBPC2502

2

$2.91

$5.82

¥611

512-GBPC2502

電解コンデンサ15000uF 25V LGU1E153MELB

8

$3.56

$28.48

¥2,990

647-LGU1E153MELB

酸化金属被膜抵抗 0.47ohm 3W ERX-3SJR47

8

$0.23

$1.87

¥197

667-ERX-3SJR47

酸化金属被膜抵抗 10K 3W ERG-3SJ103V

2

$0.51

$1.02

¥107

667-ERG-3SJ103V

金属皮膜抵抗 7.5K 1/4W (LED)

2

-

-

-


LED (RED)

1

-

-

-

RS 1278383

LED (GREEN)

1

-

-

-

秋月 I-11636

[アンプ回路]

2SK170BL IDSS 10mA

2

-

-

-


2SJ74BL IDSS 10mA

2

-

-

-


ECX10N20 MOSFET

2

$5.02

$10.04

¥1,054

profusion

ECX10P20 MOSFET

2

$5.02

$10.04

¥1,054

profusion

半固定抵抗 500R 3386P-1-501LF

4

$1.60

$6.40

¥672

652-3386P-1-501LF

半固定抵抗 20R (25回転) 3296W-1-200LF

2

$2.87

$5.74

¥603

652-3296W-1-200LF

巻線抵抗 0.33ohm 5w AC05000003307JAC00

2

$0.54

$1.08

¥113

594-AC05W0R330J

巻線抵抗 0.1ohm 3W AC03000001007JAC00

4

$0.41

$1.64

¥172

594-AC03W0R100J

巻線抵抗 270R 3W 1% NS2B

2

$2.96

$5.92

¥622

71-NS2B2701%

金属皮膜抵抗 220R 1/2W

4

-

-

-


金属皮膜抵抗 27R 1/2W

2

-

-

-


金属皮膜抵抗 39K 1/2W

4

-

-

-


金属皮膜抵抗 12K 1/2W

2

-

-

-


金属皮膜抵抗 7.5K 1/4W (LED)

2

-

-

-


LED (RED)

2

-

-

-


[配線材他]

中継端子 ML-1-4P

1

-

-

¥480

サトーパーツ

ファストン端子 メス LTO-61T-250N

14

-

-

¥550

秋月 C-12056 (100個入り)

ファストン端子 オス PC250

10

-

-

¥50

秋月 C-05119 (10個入り)

耐熱電子ワイヤー AWG20

1

-

-

¥650

秋月 P-06754 2m×7色

耐熱電子ワイヤー AWG22

1

-

-

¥550

秋月 P-06756 2m×7色


合計


¥82,036

Firstwatt F7 (6)

DIY Firstwatt F7 の音である

最初の印象は、とんでもなく「ハードな音」というものだった。硬いということではなく故長岡鉄男が良く書いていた「ハードでダイナミック」のハードである。
しかし通電するにつれ印象は変わっていく。
高域はとても伸びていて清々しい。低域は制動が利いていてウッドベースの胴鳴りが見事に再現される。オルガンの持続する低音もかつて聞いたことがないほどである。ジャズヴォーカルは最初はサ行がきつめだったがこれも穏やかになった。サウンドステージは広い。Firstwatt F6 は濃厚で大人の音だが、Firstwatt F7はF6よりレンジが広く、かといって薄っぺたい音ではなく音楽が満ちている。ネルソンパスが傑作であるF5の改善を狙っての設計は大成功だったと思える。

再生装置
ネットワークプレイヤー:TEAC NT-505 / Cybershaft クロック(2TB HDDをフロントパネルUSBに接続、ipadでTEAC HR STREAMER(中身はLUMIN)アプリを操作)
プリアンプ:COUNTERPOINT SA3.1
スピーカー:Exclusive 2402、CASTRON MP-01a

試聴ソース
鈴木雅明/Bach, J.S. - Organ Works2015
Glenn Gould/Bach, J.S. - Six Partitas
Tokyo String Quartet/Beethoven: Complete String Quartets
Chick Corea Trio/Trilogy
Keith Jarrett/Standards Vol.1
Miles Davis/Relaxin'
Diana Klall/The Look Of Love
Claire Martin&Richard Rodney Bennett/When Lights Are Low
Ana Caram/Blue Bossa
中本マリ/MARI NAKAMOTO III
宮沢昭/'Round Midnight
岩佐康彦トリオ/Like Someone In Love
大貫妙子&坂本龍一/UTAU 他

Firstwatt F7 (5)

DIY Firstwatt F7 の組立て、調整編である

アイドリング電流測定用のプラス、マイナス両側の0.1Ω抵抗と、出力のDCを3台のテスターで測定。

プラス側(2SK170のドレイン側)とマイナス側(2SJ74のドレイン側)の2個の半固定抵抗を交互に回転する。片方を回すと、出力のDCが動くので、それを0に近づけるように反対側の半固定抵抗を回す。これを繰り返して0.1Ωの両端の電圧が概ね100mV(=1Aのアイドリング電流)を目指す。DCは10mV程度に抑えることができる。アイドリング電流とDCはびっくりするほど安定している。なお、2SK170/2SJ74はidssが10mAのものを使用。出力のFETにはEXICONのECX10P20/ECX10N20を使用


左ch 

右ch
DCを0にするには、あらかじめ中点に合わせてある2SK170と2SJ74のソース間の20Ωの半固定抵抗(多回転型)を回すことによって可能だ。

ヒートシンク、メインシャーシ、バックパネルを組立て試聴中

Firstwatt F7 (4)

電源部の製作。回路はF6と共通のFirstwatt標準仕様
f:id:platycerus:20190304105953j:plain
電源基板。基板はdiyaudio storeから購入($25)

Passおじさんは松下の部品が好きなようであるがF6製作時に使った15,000uF/25Vの松下製電解コンデンサは製造中止で、今回のF7ではニチコン製を使った。

15,000uFx8個で120,000uF 30年前のメーカー製ならでかでかと宣伝するであろうよ。

diyaudio storeから購入しイタリアから送られてきたアンプケースはよくできている。ベースシャーシは10mmピッチの穴が開けてあるので自分で加工する必要がほぼない。
トロイダルトランスの取付穴だけ開けた。

バックパネル。InputのRCA端子の穴(Neutrik NF2D-B-2)、スピーカー用バインディングポスト(Dayton Audio BPFI-G)、ACパワーエントリモジュール (Schurter 4304.6090)の穴は最初から開けてある。ACパワーエントリモジュールには3.15Aのスローブローヒューズ2本を挿入。
bp
スピーカー用バインディングポストはファストン端子仕様で便利

トロイダルトランスはAntekのAS-4220。本体は$51、送料が$73.5と送料の方が高い。

突入電流リミッタ (Amphenol Advanced Sensors CL-60) AC一次側に直列にいれる

通電テスト。マイナス側23.88v

通電テスト。プラス側23.87v 当然だがよく一致してるね。