小型スピーカーの製作 (3)

実はその後 BMS4540NDをツイタ−にしたところ素晴らしい音に感激した。 画像のド−ムツイ−タ−は使用していない。 BMS4540NDはかなり低い周波数から使える。 APT-150Sと組み合わせておよそ2khzでクロス。 中心軸上:距離100cm 中心軸から30度:距離140cm <続く…

小型スピーカーの製作 (2)

ネットワ−ク回路を以下に示す。かなり調整した結果である。 測定の結果を示す。 測定マイクは Dayton Audio EMM-6 コンデンサーマイク。Behringer ECM8000 と同じ製品のようだ。 中心軸上:距離60cm 中心軸から30度:距離100cm 無響室ではなく普通の部屋の中…

小型スピーカーの製作 (1)

近頃は大型スピーカーを使う人はめっきり減ってしまって、30cm以上のサイズのユニットを使った製品は絶滅したも同然である。一方で京大桂キャンパスで開催された金田式アンプ試聴会で、レイ・オ−ディオのKM-1Vが音研の大型システムを一蹴した如く、小型スピ…

電流帰還アンプ (6) 出力段バイポーラTr版(第2回)

正直に言って、このアンプは過去に作ったどのパワーアンプよりも音が良い。MOS-FET出力の時から良いアンプだと思っていたが、今回はそれをはるかに超える音だ。電流帰還アンプがそもそも良いのだろう。電源オン、オフ時のショックノイズは皆無。 一言でいえ…

電流帰還アンプ (5) 出力段バイポーラTr版

7年ぶりにお気楽でないパワーアンプを改造した。 藤原さんのアンプ基板マニュアルでは出力石はMOS-FETであり、ぼくもMOS-FET版で作っているが、電流帰還アンプの作例をググると、Nob氏はMOS-FET版とバイポーラTr版の両方を製作しており、バイポーラの方が良…

LPで遊ぶ

最近はスマホとイアフォンで音楽を聴くことが多くなった。かなりの曲をスマホには入れてあるが、1979-1982年頃に発売されたアルバムは、コンパクトディスク登場直前だったこともあってかCD化されていないものも多く、こういった曲をスマホで聴くためにはL…

Yラグとかバナナプラグとかギフチョウとか

スピーカーケーブルの端末は、アンプ(DC-300AS2)側はYラグ、スピーカー(Exclusive2402)側は被覆を向いた裸線状態で使用していたが、アンプ側の取付取り外しが不便なのでバナナプラグに変更し、ついでにSP側もYラグに変えた。 まったく知らなかったがバナナ…

BMS 4540ND

2008年からスピーカーにEXCLUSIVE 2402を使っている。今まで使ってきたスピーカーのなかではベストだと感じている。サイズは別として特に不満はないが、2402は4インチダイアフラムのTD-4001に高音全域を受け持たせており、内部のネットワークでイコライジン…

C3m Line Amp (3)

カップリング用のコンデンサが届いた。超高価格品は無い。 緑の丸いシールは極性測定で、外皮側(カップリングでは入力側とする)のマークである。 左列:上からREL-CAP RT 0.47uF/400V、Multicap 0.47uF/400V 中央列:上からMulticap 1.0uF/400V、Audiocap …

金田式DCアンプ試聴会@京都大学ローム記念館(桂キャンパス)

先週末、買い物で日本橋のテクニカルサンヨーに寄ると、山口のおばちゃんが「京都で試聴会があるよ」と教えてくれた。金田式アンプで最近注目されているSIC半導体を製造しているROHM(ローム)社主催で、京大の桂キャンパスであるとのこと。オフミ仲間にメール…

C3m Line Amp (2)

C3mは黒のアルミキャップにイエローリボンがアクセントとなって格好良いと思うが、キャップを叩くと鳴るのではずしてみた。中はメッシュで覆われていて、とても作りが良い。外し方はC3m、C3g系で有名なココに載っている。 前にも書いたが、生産当時の価格は1…

C3m Line Amp

ようやく完成。 音を出すなりこれは物凄く良いものを作ってしまったと思った。回路はC3mを三極管接続としたアホみたいなもの。球の素性が良いのだろう。 アンプ部回路 尚、このアンプはDC出力が落ち着くのに2分ほど掛かる。高圧電源、ヒーター電源ともに安定…

今年は公私とも忙しい年でした。 年末年始休暇ではC3mをいじっています。皆さん良いお年をお過ごしください。

DYNACO PAS-4

キットベースのダイナコ(DYNACO)は現在でも人気が高く、プリアンプのPAS-3やパワーアンプのST-70、Mark-IIIなどの補修用やUPGRADE用の基板が多数出ている。 そのダイナコのPAS-4プリアンプのラインアンプ部を作ってみた。海外のサイトでの評判が極めて高かっ…

久しぶりのオフミ

昨日、ひさしぶりに山荘オフミ開催。ヒロさん、tatebaさん、少し遅れてMHI改めhorestaさんと私。一応装置を記しておくが、回を追うごとにオーディオ系の話よりも雑談会という様相である(笑) Source:SDTRANS384 DSD256/PCM176.4ファイル DAC:DAC9018S/LH0032…

オオクワガタ

昨年夏からオオクワガタを約10年振りに飼っており、今年は初夏から産卵用のコナラ材を飼育ケースに入れておいた。ちなみに飼育ケースは、虫好きが高じて昆虫用品屋となり成功している虫友のcoelacanthが考案・発売しているコバエシャッターの大ケースである…

TU-8300 (4) Siemens F2a / Bendix 6384 / Telefunken EL156

ということで、続きである。尚、UL接続であり、Ipの設定は控えめに55mAとしてある。 場所を山荘に移し、CDP-X5000 --> TU-8300 --> Ekta というシンプルな構成で聴く。 試聴に使用した主なCDはCOMPLETE SONATAS & PARTITAS FOR VIOLIN SOLOアーティスト:出版…

TU-8300 (3) 6384 / F2a

6AR6が良かったので、その高信頼管 BENDIX 6384を試す。 6384は米空軍用の真空管で飛行機のレーダー用に使われたとのこと。500Gの加速度にも耐えるそうで、初期のジェット戦闘機にも使われたのではないか? 驚異的に頑丈な内部構造である。通常マイカで支え…

TU-8300 (2) 300B / KT88 / 6AR6

まずは標準の300Bで聴く。中華300Bであるが定評のあるものらしい。弾力があって悪くはないが、所謂「真空管アンプ」の音で、DC300AS2を聞きなれた耳には情報量が足らない。勿論エージングが出来ていないということはあるが。 キットには何故かKT88が付いてい…

TU-8300 (1)

このクソ暑い時期に真空管はどうかとも思うが、エレキットの真空管アンプTU-8300を作った。 TU-8300は300Bを使用したシングルアンプだが、8ピンオクタルソケットが別に用意されており、KT88、6550、KT66、EL34、6L6などの5極管やビーム管の三結も楽しめると…

オオチャイロハナムグリ

[:W400] 累代飼育している方から去年の秋に終齢幼虫で入手したオオチャイロハナムグリが一斉に羽化した。 山荘のガレージに置いていたケースを開けると、特有の甘い麝香の香りが立ち上る。 [:W400] オオチャイロの成虫は15年ほど前に氷ノ山で見て以来である…

Counterpointの終焉

Counterpointのアンプはメーカーの倒産後も人気があり、薄型のプリアンプSA-3.1 SA-5.1はデザインの秀逸さもあって特に人気が高い。 真空管アンプであるため、定期的な部品交換で長く使え、かつ、真空管やフィルムコンデンサーの交換で音質の改善の楽しみが…

金環食〜時間旅行〜

明日21日は金環食。拙宅のある西宮市は、天気さえよければ金環食がギリギリ見れる範囲にあるようだ。 金環食で思い出したのがドリカムの「時間旅行」。 指輪をくれる?ひとつだけ 2012年の 金環食まで待ってるから とびきりのやつを 忘れないでね そうよ 太…

SDtrans384でDSD256を聴く

SACDからPS3で取り出したDSD64データやCDのwavをDSD256にアップコンバートして聴いた。そんなに違わないのではないかという思いがあったが、聴こえなかった音が出ている。しかも滑らかである。高音質のライブ録音などで時に良く分かると思う。 アップコンバ…

SDtrans384のI2S出力とDSD出力をDAC9018Sで聴く

WAVファイルのI2S出力はQA-550もできるが、SDtrans384はハイレゾ音源が再生できる。 画像はhttp://www.2l.no/で提供されている352k/24bit音源をDAC9018Sで再生しているところ。問題なくロック。LCD表示は例によって多めに表示される。 次はDSD音源をDAC9018S…

SDTrans384

SDTrans384→DAC9018S→金田式#218→AKG Q701で試聴。 SDTrans384用の5V電源は、公称9V0.5AのAC-DCアダプタにLT317Tレギュレータと金田式レギュレータの2段レギュレータをかませて作った。LT317Tレギュレータ出力電圧は7.08V、金田式レギュレータでこれを5.0V…

偽物トランジスタ

製造中止トランジスタで偽物が結構出回ってる。NEC製2SA566(笑)というのが出ていたので、興味半分に取り寄せてみた。 トランジスタも真空管と同様に、型名登録メーカー以外のメーカーが同規格(同性能)のトランジスタを同じ型番で出しても良いのだが、NECが…

桜満開

ギフチョウに会いに北陸へ出かける。 一斉に咲くというのはこのことかと思うくらい、何処も彼処も桜が満開。例年だと咲き始めから散り際まで色々な段階だが、高速道路沿いも山野も満開状態だった。 福井の低地ではギフチョウの発生から一週間程経過している…

金田式#218プリアンプ(2)

前回のエントリーで「その下は金田式#218プリアンプでMHIさんの基板を使用、電源のデカップリングには基板裏で基板実装型PPSを全面使用、Tr類は2SA726G/2SC1400を使用している」と書いたが、基板を見たいという要望があったので画像を示す。 入力部の本来ス…

DAC9018S用クロック逓倍基板

DAC9018Sにクロック逓倍基板を装着。 実は先々週にPICのV1版に装着したが全く動作せず、その後V3のPICを装着したDAC9018Sの2号機に取り付けるも動かなかったのだが、追加注文したクロック逓倍基板を取り付けたらあっけなく動いた。逓倍基板はじんそんさんのT…