JINSON球DAC(3) 6DJ8 ファミリー

ということで通常のVolume位置で適正音量となり、早速球をとっかえひっかえして聞いてみた。ちなみにオシレーターは100MHzを付けています。

左から SiemensE288CC、Amperex6922(HPマーク1961年製造USA製)、Amperex7308(1963年製造USA製)、PhilipsECG JAN 6922(1986製造USA製)、日立6R-HH8

試聴に使ったのは

亡き王女のためのパヴァーヌ/LA4 1曲目


WONG WING TSAN JAZZ TRIO /ON THE SMALL ROAD 1曲目、3曲目、8曲目

  • 1961年物Amperex6922、どうということもない音・・・不採用。
  • 日立6R-HH8、この球は中低域以下は薄いが高域が超繊細、スペクトルが高域に集まる。
  • PhilipsECG JAN 6922、これいいですねバランス良くて明るい、元気がある。
  • 1963年物Amperex7308、これもいいです。明らかにECG6922より低域が豊か。
  • E288CC、やはりずば抜けている。濃厚で滑らか、豊かで深い。美音。

好みで順位を付けるとすれば、E288CC(旧型)>>>>>Amperex7308('63)>ECG JAN 6922>>>Amperex6922('61) ってところかな。また、6R-HH8は特異な音です。ブラシワークの音が他と全く違う。シュワーン、シャワーンという感じ。

と、まあこんな具合です。現行球の6DJ8系は所有していませんが他にもAmperex緑マークやE288CC新型、E188CCなどがあるのでまた比べてみます。今日の結果、比較的入手が容易なPhilipsECG-JAN6922は良い球だと思いました。