TDA1543 Epilogue (7)

またまたエピ。エピは電源込みのスリムな基板なので、例えばタカチのHENシリーズのようなケースに入れたくなる。無骨な大きいケースには入れたくない。khimaira青木さんのDACを作って以来、大きなケースは馬鹿に見えてしまうのであった(笑)問題は放熱だ。AC-DCアダプタの仕様にもよるが、僕の環境だと供給DC電圧がやや高いのでヒートシンクがかなり熱くなる。どうにかしてケース本体に熱を逃がしたい。
レギュレーターTrを基板の裏側につけることも考えた。こちらに書いたような方式である。5ミリのスペーサーを使うと、レギュレータTrの絶縁シートの厚み込みで丁度ぴったし(じんそんさん私信)とのこと。ネジが入りにくいので圧接するという感じとなる。一度はそれで行こうと考えたが、密着できない場合Trがパンクする可能性もあるので、結局、画像のような方式とする。ヒートシンクの高さは30mm。30mmの支柱を使い、基板を固定する。ヒートシンクの天辺に熱伝導両面テープを貼ってケースへ熱を逃がす。更にヒートシンクの側面とケースの両方にかかるように銅箔テープを貼っておけば万全だろう。
SAA7220はエピではそれほど熱くならないので放熱は不要と思う。ここが思い切り熱い場合はSAA7220が死にかけかも。


エピ2号機の使用パーツは現在以下のようになっている。
・入力C 0.1uF/400V ポリプロピレン
・レシーバー ST490A
・DAI CS8414
・ループフィルター 475オーム(RN65D)+0.068uF/400Vポリプロピレン
オシレーター 80MHz(TXC) 
・LEDレギュレータ制御Tr(デジ・アナ共)2SC1826Y(サンケン)
・同ベース用Tr 2SA1207(三洋) 
・同出力C+R 2.2オーム+0.033uF/100Vポリプロピレン
・LED回路抵抗 750オーム、100オーム(RN65D)
・ブリーダー抵抗(基板裏)100オーム(RS-2B)
ダンピング抵抗12本(3本×4)30オーム(KOA 1/4W)
・REF抵抗 750オーム(RS-2B)
・I/V抵抗 750オーム(RS-2B)
・フィルター回路C 8200pF/4700pF(双信ディップマイカ)
・出力DCカットC ERO1813 1.5uF/250V 3パラ/ch
・同抵抗 51.1k(RN65D)