Ekta、soulnote dc1.0、emeraude、1794-3DAC を聴く

今年になって作成したスピーカー"Ekta"、とても気に入って使っているDAC "dc1.0"、昨年秋からその座をゆるぎないものにしているパワーアンプ"emeraude"、そして先日はむたろう君と会ったときに、藤原さんの"1794-3"は凄い!と絶賛だったので、1794-3も加えて「Soulnote dc1.0 と ヒロ印1794-3を聴く会」を、普段お付き合いさせって貰っている近くの仲間に呼びかけて開催した。集まったのは、はむくん龍一さんMHIさん藤原さん、Aさん、tatebaさん、私ksの7名。

基本セットは次の画像
[:W400]

かなり大量の曲をdc1.0+emeraude+Ektaの組み合わせで聴いてもらった。反応も良かったので安心。emeraudeも良い評価だった。小さなemeraudeだが、160㎥の空間と86dbのスピーカーを十分にドライブしていた。私以外ではtatebaさんが使用しているそうで、やはりメインの座にあるらしい。写真には右手前に金田式UHC-FETアンプが写っているが、前日の比較でこの組み合わせではemeraudeの方が良かったので使用しなかった。全国1000人の金田ファンの皆さんごめんなさいm(_ _)m

昼食をはさんで例によって持参機器を接続して試聴する。1794-3DACは3台集まった。
乱雑な写真で申し訳ないが、次の画像の奥の3台が1794-3DACである。左がバッファにサブミニ真空管を使用したtatebaさんのDAC、中央が本家藤原さん製作、右がはむくん製作。はむくんの1794-3は電源基板を上部に持ってきてある。
手前の3台は左がゲスト出演のMHIさん製作の1543の4パラ金田式電源&I/VアンプDAC、中央は藤原さん製作の電子ヴォリューム付きプリアンプ、右がAさん製作のSuper R2R DAC

試聴用音源に2枚のCDを主として使用した。1枚は"星乃けい"のアルバムから2曲目の"The Nearness Of You"を聴く

NEARNESS OF YOU

NEARNESS OF YOU

  • アーティスト: 星乃けい,岩谷泰行,青木喬嗣,八木秀樹,川嶋哲郎,Hero Ensemble
  • 出版社/メーカー: アップストリーム
  • 発売日: 2005/12/14
  • メディア: CD
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もう一枚はM・A Recordingsの"La Segunda"から7曲目の"Vals Vals"を使った。
Segunda (Dig)

Segunda (Dig)

ちなみに星乃けいさん:http://www.upstream.co.jp/~kei/は16歳の頃(ということは僕が18歳の頃だ)に「朝野葉子」という名前でポプコンの九州大会から本選に進み、「ひとり」というタイトルのポプコン好きの間では「幻の名曲」を作詞、歌唱していた。高校生だったので隠れて出演したため、本名の「西郡葉子」を使わなかったらしい。幻の曲だった「ひとり」はおよそ30年経った一昨年に音源が「つま恋乙女」「LIVE!! POPCON HISTORY II」に収録されてはじめて世に出た。
彼女はシンガーソングライター活動のあと音楽活動を休止していたが、数年前から「星乃けい」名義でJAZZを歌っている。とても上手い。軽いジャズを歌う日本人歌手は多くいるが、かなり違う。今回集まった仲間も「星乃けい"The Nearness Of You"は良いアルバムだ」と好評。

さて、1794-3は噂通り藤原さんの最高傑作だった。また3台それぞれに表情があった。はむくんのはとても爽やか、電源部を上部に設置した2階建て。小信号用Trには2SA872A/2SC1775Aを多用。
MHIさん撮影

藤原さんのは少し太い大人の音。2SA1015/2SC1815を使用。
はむくん撮影

サブミニ管6111を使ったtatebaさんのものはとても同じ基板とは思えない構造の労作で注目度No1である。真空管の良さが加わり音の強弱がより鮮明な感じがした。

ゲスト出演の1543は1794系とは音の傾向が明らかに違う。比較用の楠木DACが不調だったので1543系での比較は出来なかったが強力な電源とI/V回路は効いていて、従来の1543DACより高次元にあるような気がした。

Aさんの大改造後のSuper R2R DACも昨年より大幅(一桁上)に改良されて滑らかで高分解能。抵抗の精度を上げ、石を全面的に替えたそうだ。

龍一さんのKAIも素晴らしかった。blogで何を言っているのか良くわからないのだが、音を聴いて判りました(^^;;

その後、Aさん録音の高音質音源で聴いたが、Aさん曰く、各DACの完成度が急激に上がり、3年前のオフミのときほど24ビット音源と16ビット音源の差が出ないとのこと。

Soulnote dc1.0も例によってヌードにされて中身が検討された。良い回路と良い部品であります。次の絵はdc1.0を解析するおっさんの図

とまあ、こんな具合で終了。参加した仲間のblogにもUPされるでありましょう。綺麗な画像はtatebaさんのサイトに期待してください。