近場のギフチョウ

早くに目覚めたが、うだうだしていて出発は9時前になった。中国道を西に向かう。某ICを降りるといつもは北へ上がるが今日は南に下ってみた。ギフチョウがいそうな山と池があったので、邪魔にならないところに駐車して、畑の間から山に登る踏みわけ道を進む。キチョウとヒメジャノメが遊んでいる。
少ないがヒメカンアオイもある。陽だまりにツツジが咲いている。居れば来そうな場所だが気配がない。そのまま進むと送電鉄塔がある小ピークに着いた。あたりはツツジが満開だ。突如蝶が来る。一瞬ギフチョウかと思ったがナミアゲハの春型だ。勢い良く飛び去った。春型は小型できりっとしていて美しい。暫く待つが何も来ないので元来た道を下る。
池の向こう側に道があるので行ってみる。途中にある休耕田は春の花で絨毯のようだ。道は行き止まりでその先は林の中へと続いている。
途中にある陽だまりで休んでいないかと目を凝らすがなにもいない。しばらく進むとまた小さな池があった。小型のトンボが飛んだ。ハッチョウトンボ?池の畔の道を進み開けた場所に出たとたん、ギフチョウが足元からふわりと飛び上がる。やはり居た。ヒノキの植林の中を登る。植林の切れ目にツツジが咲いている。突然ツツジギフチョウが舞い降りてきた。存在が確認できたので満足。山を下り池の畔の道を戻る。林の中の陽だまりで何かが動いている。地表近くを羽化したばかりの♂が飛んでいる。黄色の強い綺麗な♂だ。
数は多くはないが、このあたりは何処にでもギフチョウはまだ生息していると思われた。







兵庫県播磨地方 3♂♂