AMCRON & CROWN

40cmウーファーのEXCLUSIVE2402は能率が97dbと高いので、低出力のアンプ、例えばスケルトン2でも結構な音量が得られる。しかし低音が弱い。十分にドライブしていない感もある。となるとCROWNだ。

で、超美品のDC-300A2とRefernce1を入手した。DC-300A2は、パワートランジスタMotorolaのMJ15003のCrown向けOEM品"C 7064-6"、ドライバーが2SD555製造中止後に使われたMotorolaのMJ15018であることからも、最終製造時期の製品と思われる。供給電源電圧の変更もラグ板に半田ではなくて、ファストン端子へと進化している。

自作2WaySPに接続して聴いてみる。通電直後は低音だけという感じだったがすぐに調子が出てきた。高域は明るい。V-FETの拡散するような高域ではないが、これはこれで良い。バスドラとウッドベースが御機嫌。流石だ。
ところでDC-300Aの出力段はPNP-NPNのプッシュプルでなくて近年の金田式のように+−共にNPNで構成されている。信号は入力部からJ-FET ICの銘品LF357へ入り、プリドライバー、ドライバー、出力TRへと順にシンプルに増幅されていく。このICも製造中止になって久しく、市場から姿を消しつつある。

こちらは、キロワット級の出力を誇る怪獣のReference1