Goldberg Variations / Ito Ema

ICの74LS138を買うため久々に日本橋に出る。IC一個のためにわざわざと思うが、家内に整理されて何処かに消えてしまったので仕方がない(笑)
テクニカルサンヨーを覗くと、一昨日のエントリー「素人質問ですみませんが、教えてください」を、誰かが店で話題にしたのか、おばちゃんもおにいちゃんも知っていて驚いた。同感だそうである。テクサンにも同様な質問は良く来るらしい。「○○について調べてくれ」というのまである由。
またネットで2SA606の入手先あるいは真贋が話題になっているようだが、前にも書いたが信頼できる測定ペアが840円なのに、何故にテクサンに注文しないのか不思議である。某所試聴会でDACが不調になった原因は初歩的ミスとか。皆さんケーブルの抜き差しは電源を落としてからにしましょう。
ICを買うついでに、龍一さんがblogで共立電子のパワーアンプキットの記事を書いてたので見に行く。96600円。前面と背面パネルが薄めのアルミで、サイドはフィンランドバーチの積層合板。この材は"Ekta"の箱に使った。ツインモノアンプで電圧増幅はOPAMP、出力段がMOS-FETのシングルコンプリという構成だった。完成基板を配線するだけのようだ。丸っこいメータが2個付いてアクセントになっている。96600円という価格は微妙。もっと安価にあげるならFujiwaraAMPがある。もう少し高価なものなら金田式No-167のパーツセットもある。
技量的には 金田式#167>FujiwaraAMP>共立アンプ だろう。満足度も同様の順番のような気がする。制御Trを自分で選べない人には共立アンプは良いかもしれない。というか、そういう人はFujiwaraAMP以上を触ってはいけない。「なお、すべての基板は中・上級者向けです。初心者の方はご遠慮ください。」と書いてある。
さて以前にも紹介したかもしれないけど最近良く聴くCDを紹介。伊藤栄麻の「ゴールドベルグ変奏曲」である。M・A Recordings から出ている。ピアノはスタインウェイのDタイプ製造番号#114571を使用、松本のハーモニーホールでの録音。ゴールドベルグはグールド盤が有名だが、伊藤栄麻の方が録音も演奏も好きだ。特にこのピアノ録音は完璧と言って良い。金田式マイクと同じく、マイクカプセルの直後でラインレベルまで増幅して、送り出しているようだ。

Goldberg Variations / Ito Ema / MA Recordings Catalog Number: M024A $15.00