LH0032 プリアンプ(5)

同一基板上に定電圧電源部も載せてレギュラーケースに組み込んだ。これでLH0032としてはヘッドフォンアンプとチェック用基板(後述)を加えると4台目で、金田式DACを3台製作して以来のハイピッチ(馬鹿だ→俺)。

前のプリではツェナーに05Zシリーズを使用していたが、今回ははむたろうさんの激賞のメタルキャンタイプを使った。また、デカップリングはV2Aに替えてお約束のRFT0.22uFとした。オフセット調整用VRは外してもよかったのだが、そのうち0Vに合わせたくなることが分かっているので最初から載せておく。後述のチェック基板のようにVRを差し込み式にしておく手もあったのだが、その場合の接触抵抗が嫌だった。その他"スーパースケルトン巻線抵抗(笑:やまださんごめんね)"は皮むきが面倒だったので使っていない。
音は前回のものと同じ傾向だが、ツエナーの影響なのかフルコンのピアノが正にフルコンである。重低音のリアリティがより高まった気がする。良いんではないでしょうか。

こちらがチェック用基板。といってもちゃんとしたアンプである。抵抗にはPRPを使っている。電源は電池。
ICには、基板にあるのと同様の3列のソケットを3方向のICの足に取り付け、それを基板上のソケットに刺す方式だ。ICを直接基板上のソケットに刺すより遥かに楽ちんである。

ちなみにプリアンプ用の電源についてだが、必要以上に大きな容量のでかいトランスを使うと音が悪くなる。
上の画像のトランスは30VA程度だったと思うけれど、これくらいがちょうど良い。プリのトランスでは大は小を兼ねない。