近年の昆虫採集は「虫を捕って標本にする」から「虫を撮って自然の中での生態を記録する」というように、変容してきている。問題は機材だ。静止画に加え、綺麗な動画が撮れ、かつ重くなければ嬉しい。昆虫採集では山の中を這いずる回ることもあるからだ。
最近のデジカメの進化は驚異的で、これらの条件を満たす機材が出てきた。ひとつはカシオの「ハイスピード・カメラ」 EXILIM EX-F1で、一秒間に1200コマという驚異のハイスピードムービー撮影を実現。蝶の飛翔写真などに適している。だが、EXILIM EX-F1は素晴らしいが大きく重い。
もうひとつはコンパクトデジカメで動画が撮れるもの。こっちは少し前からあったものの動画撮影時にズームが効かないとか画質が良くないなどの問題があった。これらを克服したものがPanasonic DMC-TZ7だ。で、DMC-TZ7を購入した。ちょっとだけ撮ってみたがハイヴィジョン動画が撮れる。最近の圧縮はすごいと感心。静止画が美しいのはルミックスなので当然だ。これで3万円とは・・・
