ES9018、I2S化の薦め

昨年から、FIDELIXのCAPRICE、藤原さんのDAC9018S基板と、ES9018を使ったDACを聴いてきた。PCM179x系に代表される従来のDACとは根本的に音が違い、ジッタークリーナ等があればまた別なのかもしれないが、もう昔に戻れそうもない。

またQA-550については操作性が極めて悪いという欠点があるものの、回転系システムから解放された(ためと思われる)音の良さと、I2S出力が用意されているという美点は欠点を補って余りあるものだ。44.1KHZ/16bitのWAVファイルだけしか扱えないが、これで十分!と思ってしまう。更なるハイレゾ対応のSD-CARDプレイヤーが出たなら果たしてどんな素晴らしいことになるのだろうか楽しみである。
Webを徘徊すると、金田式アンプの自作派は金田先生には申し訳ないが結構CAPRICEを導入しているようだ。金田式な人をはじめ自作派は改造への心理的ハードルも高くないので良いのだが、自作しない・できない人や製品購入派の人はどうなのだろうか?どれ程のCAPRICEユーザーがI2S接続をしているか知らないが、一刻も早くI2Sで聴いてほしいと思う。バンド幅に関係なくSPDIFとは次元が異なる世界を堪能できると信じる。それをしないのは大袈裟に言えば人生の無駄である。
なお、ES9018のBest DPLLのバンド幅については謎で、過去の記事でも二転三転したが、FIDELIXの中川さんにMed-Lowに固定されているということを教えてもらった。ESS社へ確認済みとのことである。