オオチャイロハナムグリ

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累代飼育している方から去年の秋に終齢幼虫で入手したオオチャイロハナムグリが一斉に羽化した。
山荘のガレージに置いていたケースを開けると、特有の甘い麝香の香りが立ち上る。
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オオチャイロの成虫は15年ほど前に氷ノ山で見て以来である。
標高の高く湿度のある自然林の大木のウロに溜まったフレークを食べて育つ。
自然界では2年1化のようだが、飼育下では1年1化とのこと。
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ハナムグリの仲間は土繭を作ってその中で前蛹〜蛹〜羽化という過程をたどる。
ケースをひっくり返して成虫の確認をしていたら、すでに数個の白い卵があった。