2021-01-01から1年間の記事一覧

無帰還パワーアンプの製作

無帰還パワーアンプが完成。といってもPA-A2Nではない。 肥後さんのDJ HIGO オフィシャルブログにある無帰還A級25Wパワーアンプである。 25W出力時の全高調波歪+ノイズ(THD+N)が無帰還アンプにも関わらず僅か0.2%、出力1W程度なら0.01%ちょいと抜群の…

PA-A2N 無帰還アンプの製作(1)

PA-A2N 無帰還アンプの製作に取り掛かるが多忙で遅々として進まず。 とりあえず半導体を選別して基板に載せた。 小信号用TR:2SA992E/2SC1845E (Hfe 540) 初段電流設定用TR:2SK117Y (IDSS 2.0mA) プリドライバーTR:2SA1209S/2SC2912S (Hfe 240) ドライバ…

PA3886PパワーアンプとPA-A2Nパワーアンプ

ヒロさんのお気楽オーディオから一気に3種のパワーアンプ基板PA-A2,PA-A2N,PA3886Pが頒布された。このうちLM3886パワーICを3パラBTLモードで使えるPA3886P基板と無帰還パワーアンプのPA-A2N基板を購入した。 PA3886Pは一枚の基板に6個のLM3886を載せる。LM38…

Kicadを使ってみる

基板設計ソフトKicadを使ってみた。Kicadの使い方はWeb上で多く見つかる。spiceman氏の記事は特に参考になった。 早速F7でやってみた。とても簡単。 まずはKicadの配下にある回路図作成ソフトEeschemaで回路を描く 回路図をチェックして問題が無ければNetlis…

Amp Camp Amp

ネルソン・パスはPassLab社では超弩級アンプを、FIRSTWATTではシンプルな小出力アンプを設計販売している。 後者のFIRSTWATTのアンプは回路も公開し、diyaudio.comでネルソン・パス自ら自作派向けに質問に答えたりしているのだが、アンプ製作の全くの初心者…

Firstwatt F7 (7)

DIY Firstwatt F7 製作の部品表コストのほとんどがケースとトランス 品名 数 単価(USD) 金額(USD) 金額(円) 備考 [ケース/基板] F5アンプ基板(2枚) 1 $25.00 $25.00 ¥2,625 DIYP-F5-230 ユニバーサル電源基板 1 $25.00 $25.00 ¥2,625 DIYP-PSU-130 …

Firstwatt F7 (6)

DIY Firstwatt F7 の音である最初の印象は、とんでもなく「ハードな音」というものだった。硬いということではなく故長岡鉄男が良く書いていた「ハードでダイナミック」のハードである。 しかし通電するにつれ印象は変わっていく。 高域はとても伸びていて清…

Firstwatt F7 (5)

DIY Firstwatt F7 の組立て、調整編であるアイドリング電流測定用のプラス、マイナス両側の0.1Ω抵抗と、出力のDCを3台のテスターで測定。プラス側(2SK170のドレイン側)とマイナス側(2SJ74のドレイン側)の2個の半固定抵抗を交互に回転する。片方を回すと、…

Firstwatt F7 (4)

電源部の製作。回路はF6と共通のFirstwatt標準仕様 電源基板。基板はdiyaudio storeから購入($25) Passおじさんは松下の部品が好きなようであるがF6製作時に使った15,000uF/25Vの松下製電解コンデンサは製造中止で、今回のF7ではニチコン製を使った。 15,000…

Firstwatt F7 (3)

F7の基板はF5の基板をモディファイする。F5のPCBは次の画像 F5のPCBの変更回路図。青の抵抗3本を追加(2本はPCB裏側) PCBの加工。オレンジ色の線(3か所)をカット パワーMOSFETの足はドレインとソースを交差する 部品を載せたところ