MJ無線と実験 季刊誌へ

株式会社誠文堂新光社(東京都文京区)では、2024年1月号(2023年12月10日発売)より、『MJ無線と実験』を年4回発行の季刊誌として、12月・3月・6月・9月に発行します。
prtimes.jp

『MJ無線と実験』は大正13年の創刊以来、月刊誌として刊行を続けてまいりましたが、2024年1月号(2023年12月10日発売)より、年4回発行の季刊誌としてリニューアルいたします。
www.seibundo-shinkosha.net

金田さんも、結構なお歳だしなあ

AIYIMA TUBE T7 プリアンプ

昨年の春からAIYIMA TUBE T7 プリアンプを使っている。オペアンプ+真空管という中華アンプによくある形式だ。

オペアンプ(NE5532P)と真空管(6N3)は手元にたくさんあるOPA627x2とWE396A(2C51)に交換。ブルートゥースは使っていない。
このアンプあほみたいな価格だが音は素晴らしい。手軽なのでメインのプリとしてずっと使い続けている。中華アンプ恐るべし(笑)

LPレコードのクリーニング

比較的手間がかからずクリーニング効果は圧倒的な方法の紹介

用意するもの
エタノール(500cc1000円くらい?)、精製水(500㏄100円くらい)、デンターシステマ歯ブラシ5個、窓用バキュームクリーナー、百均で売ってる小型スプレー容器2個、食器用洗剤(キュキュット)

事前準備
デンターシステマのヘッド部分のみを5個平たい板に接着(斜めに重なるようにすると良い)接着する板にはプラスティック定規を切ったものを使用。軽くて盤面の様子が指先に感じやすいから。
[A液]小型スプレー容器にエタノール25%精製水75%キュキュット数滴を混ぜた液を入れる
[B液]もうひとつのスプレー容器に精製水のみを入れる

手順
1.ターンテーブルにレコードを載せる
2.レコードにA液を満遍なくスプレー。レコード中央のレーベルにかからないように注意。
3.ターンテーブルを回してブラシを盤面にあてて溝を掃除。ブラシの位置をちょこちょこ変えながら1分程度(もっと長くても良い)
4.窓用バキュームクリーナーで盤面の液を吸い取る。あっという間に吸い取られます。3回転くらいでOK
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5.レコードにB液を満遍なくスプレー。レコード中央のレーベルにかからないように注意。
6.ターンテーブルを回してブラシを盤面にあてて溝を掃除。ブラシの位置をちょこちょこ変えながら1分程度(もっと長くても良い)
7.窓用バキュームクリーナーで盤面の液を吸い取る。あっという間に吸い取られます。5回転くらいでOK
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乾燥作業無しでそのままノイズが無い状態で聴けます。

近年のラジオで流れる音楽音源はサーバーに入ってるデジタルデータだが、その昔CDが出てもしばらくはレコードが音源だった。
当時の放送でスクラッチノイズが聴こえた試しがないことから、当時のラジオディレクターにどうやってレコード掛けてたのか聞いたことがある。
ディレクター氏曰く、エタノール25%と精製水75%の液体でガーゼを濡らし、濡れたガーゼがレコードに触れている状態でレコード掛けてたとのこと。

フォノイコライザーアンプの製作 2

前回LXV-OT10という雑誌のオマケみたいなフォノイコライザーアンプを作ってなかなか良かったという記事を書いた。ここでアナログ熱が再燃してしまい、翌週には勢いで2台目ののフォノイコライザーアンプを作った。新たに製作したのは「リニアテクノロジーOPAMPを使用したフォノイコライザーアンプ」というもので基板は7-8年前に購入していたものだ。
回路はLT1115のデータシートのトップに掲載されている次のようなもの
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製作したフォノイコライザーアンプと電源部
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電源は別躯体にしているというか14年前に作ったLH0032 ヘッドフォンアンプの電源部の使いまわしだ。イコライザーアンプ基板に乗っている部品は全て手持ちのものを使った。EQ回路のコンデンサもSOSHINとか難しいことは言わず、昔デジットで売っていたポリプロピレンを使用。ただし容量は厳密に測定して左右chで合わせてある。定電圧電源基板はAmazonで売っているLM317 337正負電源電圧安定化モジュールを使った。1300円くらいだった(笑)。
さて音だがLTが自信をもってデータシートに書いているだけあってとても良い。SNもものすごく良い。オペアンプじゃなくディスクリート部品で組むのがアホらしくなるね(といってもそのうち作るような気もするが)
少しばかり面倒な点はMMとMCを切り替えるときに入力抵抗と容量、そしてゲイン切り替えのための帰還抵抗の変更にショートピンをその都度差し替える必要があることだ。まあLXV-OT10も同様だしスイッチ式にすれば良いだけだが。

フォノイコライザーアンプの製作

前回のエントリーが2021年5月だから1年半以上更新していなかったことになる。
この間なにをしていたかというとゴルフである。2022年は71ラウンドとゴルフ三昧だった。全く上達は無かったが(笑)

さて、山下達郎のLPが2023年最新リマスター&ヴァイナル・カッティングにて発売されることになり、全8枚を予約。半分くらいはオリジナル盤を持ってはいるのだが。
再生にはイコライザーアンプが必要となるのだけれど、今使ってるアンプ達は事実上ラインアンプのみなので何か手軽なのはないかなとネットで見ているとLXV-OT10という雑誌のオマケみたいなものを見つけた。で、AMAZONでポチっと購入。

だいぶ前に出た物のようなので検索するとオペアンプの交換、真空管の交換など色んな改造記事がある。
回路はRIAA-NFB回路の初段(TL-072)とトーンコントロール(Variable EQ)回路の次段(NJM4558)の2個のオペアンプ、そしてECC82(JJ)真空管のバッファとなっている。MM-MCの切り替えは負荷抵抗ならびにNFB回路の抵抗の切り替えによっている。

オペアンプは沢山持っているので初段はOPA627APx2、次段はLM4562としてみた。真空管は最近製造のものであるJJは使わず。こちらも沢山あるECC82/12AU7系の中から東芝5814A(黒プレート)としてみた。
久しぶりにレコードプレーヤーを引張り出す。テクニクスSL-1200MK5のアームをSME3009に取り換えたものである。長いこと使って無かったので針圧の調整に手間取った(笑)

取り合えずMM(SHURE M-97XE)で聴く。ちゃんとEQが利いている。全く問題ない。次にLXV-OT10の内部のつまみ付ジャンパーピン4個をMMポジションからMCに差し換えMC(DL-103)で聴く。
いやびっくりした。MCも全然問題ない。ノイズ等は全くない。MCの方が良い音してます。

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