採集に行きたい

今年は春先から気温が異常に高く、ギフチョウの発生も早かった。コルリクワガタの新芽採集でも、例年ならば発生のピーク直前という時期で、もう新芽は開ききってているといった塩梅。満足できるシーズンではなかった。

それでも記憶に残る採集行はいくつかあった。

ひとつはGWの信州八ヶ岳でのヒメギフチョウ採集。ヒメギフチョウの採集は初めてだったのだが、良い時期に良い場所に行ったので一緒に行った家内も次女も満足できる採集であった。採集数も多からず少なからず、程々というのが良い。北陸のギフチョウのように1日で3桁見るような場所だと最初はともかくすぐにモチベーションが低下しちゃう。

tsuu3@田中さんたちと行った8月末のブナ林での灯火採集も記憶に残るものとなるだろう。アテネオリンピックをラジオで聞きながらの徹夜の灯火採集だったのだけど、幸運にもヨコヤマヒゲナガカミキリを3♂採集することができた。これは良い虫だ。

例年だとそろそろルリクワガタ属の材採集に良い時期なんだけど、四国は台風の被害で分布地周辺の道路が壊滅状態だと聞く。元々標高1000m以上の山の切通しの道はもろいから仕方がない。今年の四国は駄目みたい。信州方面は被害も少なそうだし、ホソツヤルリ採集には行きたいと思ってる。