高校野球

ふと気付くと選抜高校野球大会いわゆる「春の甲子園」が開催されている。ずっと昔、春・夏の高校野球はもっともっと世の中を沸かしたものだと思うが随分valueが低くなった。所詮高校のクラブ活動なのだから、以前の状況の方がどうかしてたとも云えるが、簡単に言っちゃうと「時代にあわなくなった」のだろう。メディアは相変わらず「汗と涙」で伝えるけれど、いまどきの高校生にそれは合わない。今春某球団に入団した高校野球界の有名投手がただのヤンキー(という表現も古いが)だったのも全く不自然ではない。
高校野球の先にプロ野球があるのだけれど、松井もイチローもいなくなって人気が落ちた上に某新聞のオーナーの御蔭でファンを減らしたプロ野球は、高校野球の衰退をさらに加速するのだろう。20年後の高校野球が過去と同じように国民の重要な娯楽コンテンツの地位にあるとは想像さえ出来ない。