シルバー民主主義

以下の記事がメール添付で送られてきた。なるほど。

  • 「高齢者医療で露呈 シルバー民主主義の危うさ」
  • 自民党が圧勝した05年9月の郵政選挙を見てみると、20代の投票率が40%であったのに対し、60代以上では軒並み80%を超えている。
  • この数値に世代人口を掛け合わせて投票者数を計算すれば、『50歳以上の票で58%を占め、過半数をゆうに超えている。』
  • ちなみに25年前の衆院選では、38%であり、投票者数は高齢者層に偏在していることがよくわかる。(中略)
  • そこへ政党やマスコミの「高齢者ポピュリズム」が追い打ちをかけている。
  • 『「シルバー民主主義」が健在化したいま、自民党民主党も、高齢者に不人気な政策をますます打ち出すことができなくなった。』
  • これは読者が高齢化するマスコミも同じ構造だ。
  • 『ビデオリサーチの新聞閲覧者調査でも、対象が70歳未満にもかかわらず、50歳以上の読者だけで実に4割を占めている。これに70歳以上を加えると読者の高齢化は明らかだ。』
  • 週刊誌や月刊誌でも事情は同じ。若者の活字離れでパイの減少と高齢化が一挙に進むのは、政党の事情と瓜二つである。
  • ある全国紙記者は「高齢者批判をすると、驚くほどの投書が届く」と内情を明かす。
  • 広告収入も絞られ、経営が難しくなる一方のマスコミは、読者の反応に過敏にならざるを得ず、国のあるべき姿を正面から提言していく重要な役割を果たせなくなりつつある。

またこんな記事もあった。

  • 高齢者優遇政治はこれからますます拍車がかかるはず。
  • まず子供の教育に税金を投入しても子供に選挙権はありません。
  • そして彼らの親である若年層の投票率は悪い。政治家様には何の見返りも望めません。
  • それに高齢者が負担増や自分達の給付削減を受けいれるとは到底思えません。
  • 後期高齢者医療制度導入時の騒ぎをみても一目瞭然です。
  • 【老人への給付を減らして日本の未来のために子供の教育に回すべきです】という正論も【老人は死ねというのか!!】の一言でかき消されます。
  • 【老人は死ねというのか!!】というのはすべてに対する免罪符であり非常に便利ですが一番卑怯な言葉です。
  • 例)
    • 老人の負担を引き上げます>>【老人は死ねというのか!!】
    • 老人の医療費を制御します>>【老人は死ねというのか!!】
    • 老人の年金を引き下げます>>【老人は死ねというのか!!】
  • 高齢有権者が次世代や若い世代に負担を押し付けて日本終了というのが現実的な将来でしょう。ちなみにアメリカの経済学者も同じような予想をしています。

自民党総裁選そして続いて行われるであろう総選挙でそれぞれの候補者はどのように語るのだろう。