トラブル

某サイトでのDAC関連基板の製作配付がトラブっているようだ。
設計者のスキルに問題があったことは自明だが、機能別にPCBを細分化したことも上手くいかない理由のひとつではなかろうか。各機能別基板だけでは動作しないのでおのずと多種の基板を用意することになるが、基板チェック・動作チェックにより手数がかかることにもなる。計画全体に関する見込みに甘さがあった。
また、諸々の事情があるのだろうけれど、動作確認前に入金を求めたことは暴挙としか思えない。上手くいかない場合に大きなトラブルになることを予測できなかったのだろうか。人は見たいものしか見えないそうだけれど、藤原さんやじんそんさんがリリース前にテストを重ねている陰の努力が見えなかったのだろうか。
三菱自動車雪印乳業の例を出すまでも無いが初動は大事である。設計者自身が「これは上手くいかないかもしれない」と感じた時点で、返金するなどして一旦計画を棚上げにしたほうが信頼を失わずにすんだのではないかと思う。