紙焼き

1996年頃に最初のデジカメを買って以来、デジタルファイルとして画像は残っていても写真を紙に焼くことは極めて少なくなった。しかしデータで残っているにしても気に入った画像は紙に焼いた方が良い。画像ファイルはそのうちどこにあるのか判らなくなってしまう。今日は久しぶりに近所の写真館にデータを持ち込んだ。待ち時間30分ほどで100枚ほどの写真ができたが、その代金たるや気の毒になるほど安価である。適正な利潤を確保できているのか心配になる。これでは営業を続けるのは困難ではないか。
最近はネットの影響で価格比較が容易に可能となった。またベルリンの壁が崩れ、東側世界が資本主義に組み入れた結果、労働の対価は著しく低下し、これは西側世界の賃金にも大いに影響している。これらが結びついて、「一円でも安く」の考え方が若年層や所得の高くない層に以前にもまして広がっている。在庫や地代や経費や利潤を考えると、大資本のように安価に提供できない小売店には厳しい時代である。ネット上の超安売り店と比較されて「暴利」などと呼ばれることもあるようである。近所の小売店が消滅するのは結局我々の損失になるのだが。地方では、商店街は軒並みシャッターを下ろし栄えている産業はパチンコだけという場合もあるようだ。旅行や出張で地方に宿泊すると深夜のテレビCMにパチンコ屋の広告が大量にあったりして驚く。
さて、今日の写真で娘が気に入ったものが以下のものだ。結構嗜好が似ていることに気付き、改めて驚く。