団塊世代の退職金

2007年問題」が話題に良くのぼる。これは2007年頃から団塊の世代670万人が60歳を迎えて定年退職が始まることを指すのだが、その退職金の総額は70兆円とも90兆円とも言われている。団塊の世代は、退職金制度が日本版401Kに移行しつつあるその後の世代に比べてほぼ満額の退職金が受け取ることができる、バブル期以前に住宅を取得しているので住宅ローンの返済が終わっている、という恵まれた世代。世代的にはいわゆる「勝ち組」(笑)
で、最近あるメーリングリストで話題になっていることに繋がるのだが、この恵まれた世代は老後の趣味に相当のお金を掛けるとみられているとのことで、某キー局のニュース番組でとりあげた趣味は、鉄道、自動車についでなんと真空管オーディオだったとのことだ。

このあとメーリングリストでは、構成メンバーの年齢が高いがゆえか、老後に買いたいもの、もしくは買ったものとして、WE・JBL・ALTECといにしえのブランドに話題が移っていくのだが、それは置いといても、オーディオが団塊の世代の退職金の消費先だとすれば、オーディオ不況が久しく、その影響でパーツが消えつつあることで悲しい思いをしているDIYオーディオ好きには面白い状況が起こるのかもしれない。