午前中にMHIさんと会い、真空管アンプ前段用の球SIEMENSのE81CCをお渡しした。ミュンヘン工場で作られたトリプルマイカ品である。また、かねてから依頼されていたPPPアンプをお貸しする。(その後、感想をいただいた。PPPには仰天されたようで「返せなくなるかも」・・・らしい(笑))
例のモータードライブ基板では、完成報告がほとんど来ていないとプレッシャーをかけられる(^^;; ごめんなさい、私も基板は完成していますが調整までいってません(^^;;
さてV-FETアンプ製作を考えていることは既に書いたが、ネット上にある作例の回路図やメーカー製V-FETアンプの回路図などを持参してMHIさんとともに検討などする。初段K30-2段目J72-出力段K60/J18のコンプリ、もしくは初段K30-2段目J72-出力段J18の対称のような雰囲気になってきた。前者のコンプリ版だと少し手を加えれば出力段を2SK134/2SJ49や2SK176/2SJ56などMOS-FET版にも改造が可能である。現実にΛコンさんが各種のアンプを作られている。また金田石の2SA607(2SA606)や2SC960(2SC959)の大量消費を覚悟すれば前段をGOAという手もある。
そんなこんなで構想というか妄想は拡がり、石を少々集めている。
こちらは対称回路用のJ18。地方の電子パーツ店から調達。
こちらはK60/J18のコンプリ用で古いソニーのアンプから外した。
このアンプはもう一台入手してバラさずに聴いてみたがとても良い。本当に世の中は進化しているのか疑問だ。
2SK134/2SJ49。一世を風靡しましたね。
こちらは日立オーディオ用メタルキャンMOS-FETで最強の2SK176/2SJ56。
A-10Xの保守用に以前購入した2SA1227/2SC2987。NECのA10シリーズに使われていた石で、音の良いNECの最後のエピタキシャルTRといっても良い。GOAアンプの出力段にも使ってみたい。
以下はアメリカの片田舎の電子パーツ店から入手したもの。EMSだと5日ほどで届く。
近年は日本製のつもりが中国産のリマーク品が送られてくることもあると聞くので、メールに純正品の画像を添付して比較確認してもらった。現物チェックを嫌がる店も多いと思うが親切な店で良かった。今回購入したのは2SK79/2SA917/2SC1951/2SA606。
2SA606は旧ロットかもしれないと思い頼んでみたがL53Fで10年以上前に某○松で売っていたL55Fと同じ年生産の新ロットだった。残念。2SA917/2SC1951はソニー製で、金田式でレベルシフトに使用されていた2SA896/2SA1811の低耐圧版。といってもVcbo=120V。金田式では2SA896/2SA1811が入手難になったころからPc700mW級のTrが2SB716/2SD756に替わっているが、ソニー製の方が音が良いとの噂が金田信者の間で流布されている。2SK79もソニー製で小信号用のV-FETであるが国内ではほぼ絶滅、某○松で売ってはいるが@600円以上もする。
また買う可能性が高くお教えするとすぐにドライアップするのでどこから買ったかは聞かないで下さいm(_ _)m