構想中・・・

絶滅して久しいV-FETを出力に使ったMHIさんのアンプを昨年のオフミで聴かせてもらった。いつも感心するが非常に丁寧な作り。高域がとても綺麗だった。そんなわけでV-FETアンプの製作を構想中である。
MHIさんの作例は旧金田本(アンプは2段目が抵抗負荷で電源部は709オペアンプ使用の高速reg時代)に記載されているV-FETアンプの出力段と、もっと時代が下ったGOA時代のTr電圧増幅段を組み合わせたものだ。出力段の電源が複雑そうである。一方、ネット上ではΛコンさんのスケルトン2の作例がある。こちらは電源は安定化されていないようで、かつ電圧増幅段はFETを使用している。入手の難しい2SJ72のIdssの大きなペアもあるのでこれを作ることは可能だ。
さてどちらにするか。
肝心のパワーV-FETは少し前までボリ○で捨て値で売っていたそうだが残念ながらその時期には興味がなかったので入手していなかった。というわけでドナーを入手。最初のドナーには次の画像の石が付いていた。
ランクは56。

もう一台ドナー用に入手したがこちらは次の石が付いている。ランクは57で先ほどのものよりμが低いそうだ。

いずれのドナーも昔懐かしいSONYのTrが満載。しかし小信号用TrやドライバーTrの脚が黒くなっている。龍一さんによれば不良ではないのでそのままで良いとのこと。古いアンプに良く使われている音の良い三菱Trは足から腐って不良のケースが多いようだが、SONYはそういうことはないのかな?
ジャンカーの帝王の御託宣なのでそのまま聴いてみる。なかなか良い。電解コンを替えればまだまだいけそうではある。