システム大幅変更

家のオーディオシステムを大幅に変更。これに伴い、ラックをアクアリウム・ファンシーに発注した。昔は日本橋の近江ケースで買ったものだが、オーディオブームが去って好みのものが見つからない。webで探すとタモの集成材製でしっかりしたものを受注してくれるアクアリウム・ファンシーが見つかった。このショップのHPは良くできていて、PC画面でサイズや段数を入力すると、即座にそれを反映したモデルのCGが出現、しかも3次元的に動かせるのでイメージをつかみ易い。
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システムの大幅な変更とは、スピーカーの導入である。山荘には、EKTA、Westlake BBSM-10、Pioneer S-1000twinなどを置いているが、自宅ではこのところ自作の小型2way(これが大変よろしいのですが)を使っていた。気分を変えようと今回TADユニットを使用したEXCLUSIVE model2402を導入。ホーンを使ったスピーカーは小泉さんの音研製作の455E+500WoodHorn以来になる。その前にJBLの4343を使っていたこともある。近年のドーム型中高域ドライバーはとても優秀でありサービスエリアも広いから、無理してホーンを使うこともないが、理屈で割り切れないのがオーディオ趣味の趣味たる所以のものである(笑)
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音だが流石にオーディオ文化最盛期の大メーカーの渾身の製品だけあって格が違う。今これを作れば一台で200万は超えるだろう。またV-FETアンプの優しくて超絶分解能の中高域はTADのドライバーによく合う。問題は低域である。床にベタ置きだとそうでもないのだが、中高域を受け持つTH4001を耳の高さとまではいわないものの位置を上げるため、105mm角の柱材(集成材)をSPの下に敷いた状態では、高々80mAしか流してないシングルPPのV-FETアンプではどうも振動系が重いTL-1601aからの重低音は望みにくい。小型2wayとは訳が違うのだ。金田式#167の出番かも。

もう一つの問題は、能率である。小型2way能率は86dbあたりだが、今度は97db。金田式DACの出力が馬鹿みたいに大きいこともあって、プリのアッテネータを最小にしても夜間では大音量と感じられる場合もある。ElectrartさんのメモリーDAI基板と組み合わせるため、現在製作中の藤原さんの1794-3.5B基板では、I/V抵抗を小さくする必要があるな。

(追記)
重低音が出始めた。SPケーブルをortofonのSPK550に替えたのですがなじんできたようだ。